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ライター:田中 美咲
「エイジングケア、そろそろ始めたほうがいいのかな」と思いながら、何から手をつけていいかわからない。クリニック勤務時代、こうした相談は本当に多かったです。30代に入った方だけでなく、25歳前後の方からも「早すぎますか?」と聞かれることがありました。
結論から言うと、エイジングケアを始める「正解の年齢」はありません。ただ、肌の変化が気になり始めたタイミングが、その方にとってのベストな始めどきだと私は思っています。今日は少し疲れているので、難しい話は抜きにして、等身大でお伝えしますね。
肌の曲がり角は本当に25歳?実際のところ
「お肌の曲がり角は25歳」という言葉、一度は聞いたことがあるかもしれません。現場で見ていると、確かに20代後半あたりから「なんとなく肌のハリが違う」「疲れが顔に出やすくなった」と感じる方が増えてきます。
2019年に発表された研究では、皮膚のコラーゲン量は20代をピークに年間約1%ずつ減少していくことが示されています(Skin Research and Technology, 2019)。ただしこの研究は欧米の被験者が中心で、日本人の肌にそのまま当てはまるかは正直わかりません。
私自身、27歳のときにヨガを始めてから肌の調子が安定したんです。睡眠の質が上がって、ストレスが減ったことが大きかったと感じています。だから「25歳だから」と年齢だけで焦る必要はないと思っていて、生活習慣のほうが影響している場合も多いというのが正直なところです。
クリニックでよく聞いた「始めどき」の悩み
勤務時代、1日に10〜20人の肌相談を受けていました。エイジングケアを意識し始めた方の約7割が「何を使えばいいかわからない」という情報過多による混乱を抱えていました。
印象的だったのは、32歳の女性の相談です。「高い美容液を買ったのに効果がない」とのことでしたが、よく聞くと化粧水を省略して美容液だけ塗っていたんです。肌が乾燥した状態では、どんなに良い成分も浸透しにくい。高価な化粧品より、正しい順番と量のほうがずっと大事だと改めて感じた出来事でした。
でも正直なところ、クリニックで勧めたケアが全員に効くわけではなく、合わなかった方もいます。だから「これを使えば大丈夫」とは言いにくいんですよね。
今日から始められる基本ケア3つ
エイジングケアというと特別なことをするイメージがあるかもしれませんが、まずはシンプルな基本を押さえることが大切です。継続できるケアが最強だと思っています。
1. 日焼け止めを毎日塗る
これだけは絶対に妥協しないでほしいです。紫外線は肌老化の原因の約8割を占めると言われています。曇りの日も、冬も、室内でも窓から入ってきます。
私自身、敏感肌で日焼け止め選びには苦労しました。SPF50のものでかぶれた経験があって、今はSPF30程度の肌に優しいタイプを使っています。高いSPFが合わない方もいるので、自分の肌で試して確認することが大切ですね。
2. 洗顔は1日2回まで
洗いすぎは肌の天敵です。朝のクレンジングは基本的に不要で、ぬるま湯洗顔で十分という方が多いです。必要以上に皮脂を取り除くと乾燥が加速して、かえって肌トラブルの原因になります。
洗顔後にタオルでゴシゴシ拭くのも避けてください。優しく押さえるように水分を取るだけで、肌への負担がかなり変わります。
3. 保湿は「適量を丁寧に」
化粧水をパシャパシャたくさんつければいいわけではありません。500円玉大程度の量を、手のひらで温めてからハンドプレスでなじませる。これだけで浸透が全然違います。
過去に敏感肌に悩んでいたとき、引き算のケアが重要だと学びました。あれこれ塗り重ねるより、必要なものだけを丁寧に使うほうが肌は安定しやすいです。
内側からのケアも忘れずに
スキンケアだけでなく、睡眠や食事、ストレス管理も肌に直結します。最新の論文を読んでいても、睡眠不足が肌のバリア機能を低下させるという研究は増えていますね。
ちなみに、寝る直前のスマホは肌の大敵だと思っています。ブルーライトの影響もありますが、それ以上に睡眠の質が下がることでニキビや肌荒れが増えやすくなります。私もつい見てしまうこともあるので、偉そうなことは言えないのですが…。
まとめ
エイジングケアを始める年齢に「正解」はありません。肌の変化が気になったときが、あなたにとってのベストタイミングです。
まずは日焼け止めを毎日塗ること、洗いすぎないこと、保湿を丁寧にすること。この3つを続けるだけでも、数ヶ月後の肌は変わってくるかもしれません。
ただ、スキンケアの効果は個人差が大きいので、研究結果がそのまま自分に当てはまるとは限りません。流行りの成分や方法が本当に自分の肌に必要かどうかは、試してみないとわからないことが多いです。焦らず、自分の肌と対話しながら進めてみてくださいね。